雑記

FS「あの人」に想いを寄せて

 

いつも私のつたない物語を読んでくださって、ありがとうございます。
忙しい日常の貴重なお時間の中で訪れてくださること、深く深く感謝しています💕ブログの向こうにいらっしゃるみなさまをいつも感じております💕

 

 

 

キャンディキャンディ物語。

 

少女の成長物語であることは周知の事実ですよね。過酷な運命にも打ち勝ち、自らの力で人生を切り開いていくひとりの孤児の少女。

 

そこには、数多の苦難、愛、出会い、別れが散りばめられていて。

 

アンソニーとの淡い初恋。

 

テリィとの激しい恋。

 

気がつけばそこにあるアルバートさんとの穏やかな愛。

 

そして。

 

物語の最終地点を『丘の上の王子さま』である男性が、実は自分をアードレー家の養女にしてくれたアルバートさんであったという真実で飾り、きっとこの先ふたりは(たぶん)結ばれるのだろう、と匂わせてジ・エンド。

 

ですが。

 

水木先生がみずからおっしゃっているように、連載が終わってからも色々なところで、「テリィとキャンディを結ばせてあげて欲しかった」という声がたくさんあったそうです。

 

それこそ、その声は、我々世代だけでなく、キャンディキャンディをそれほど知らないはずの男性や世代が上の方々にまで、「なぜ、あの少年と結ばせてあげなかったのか」とお叱りを受けることがある、とおっしゃっているほど。

 

何十年もたった今ですら、「あの人は誰論争」が起こるくらいですから、原作者の水木先生へ届いた『テリィ派』のファンの声はものすごかったはずです。

 

そして。時はたち──。

 

60代になられた水木先生は、人生を振り返られ、また今後のご自分の人生も考え、今この時に、永遠に語り継がれるキャンディキャンディという物語のため、またすべてのファンの想いを汲んで『ファイナルストーリー』を世に出されたのだと思います。

 

水木先生の何を知るわけでもない私が
おこがましくも、でも言葉を選ばずに書かせていただくなら、「これから先、ご自分の亡くなった後も、永遠に残るであろうキャンディキャンディという作品をファンたちが読み返した時に、すべての人が幸せな気持ちになれるように」と書かれたのだと感じるのです。

 

そして、なにより‼️

 

物語の中に生きる登場人物たちもまた、幸せになれたのだと私たちファンが信じることができるように、と。

 

もっと正確に言えば、自分のせいではない事故の責任をとって、愛する人と別れなくてはならなくなったテリィという少年のために胸を痛める我々テリィファンに、希望を持って物語を読めるようにしてくださったのだと感じるのです。

 

もちろん、テリィファンだけでなく、アルバートファンにも、もちろんアンソニーファンやその他のキャラクターファンへ向けても、水木先生のファンへの『愛』が詰まった物語。

 

それが、『キャンディキャンディ・ファイナルストーリー』だと思います。

 

「ほら、やっぱりキャンディと暮らしている『あの人』は、テリィなのよ。」

 

とか。

 

「キャンディは、丘の上の王子様と幸せになっているのね。」

 

と、それぞれファンみんなが思えるように。

 

それは。

 

水木先生が物語の中に散りばめられた「キーワード」をひとつひとつ宝探しのように手繰り寄せ、手がかりを探しながら、自分の思う「あの人」にそっと近づいていけるように。

 

キャンディが「あの人」と暮らす家の庭に咲き誇る黄色い水仙。黄色い水仙の花言葉は、「私の元へもどって」
これは、キャンディがテリィと再会したことを暗示しているんだわ💕とか。

 

あの人と暮らしているキャンディの家に、動物の影がないのは、それは「あの人」は、テリィだからよ💕とか。

 

逆に。あの人はアルバートさんだと信じるに足りる「証拠(キーワード)」があるはずです。(これについては私は詳しくないので省かせていただきますね)

 

だから、「あの人」は、誰か?は、永遠に、それぞれのファンの心の中にあるものだと思うのです。

 

どちらが正しくてどちらが間違い、ということではないと。

 

「信じれば、それが真実‼️」

 

お気に入りの映画の中の台詞ですが、本当にそうだと私も感じます。

 

ファンひとりひとりの「推しが『あの人』」なのだと思います。

 

小学生の頃、アンソニー派、テリィ派、丘の上の王子様派などと分かれて、ワイワイ、きゃあきゃあ、たまにはお友達の「推し」を軽くディスりながらいちゃいちゃ💕?盛り上がってませんでしたか?

 

「アンソニーって、将来薄毛で悩むんじゃない?」

 

「テリィの奥さんって、浮気の心配があるよね。」

 

「やだー🤣もう(笑)」

 

「テリィこそ、あんなにカッカしていたら、将来は高血圧。うちのおじいちゃんとおんなじ薬を飲むんだわ。」

 

マセているんだか、幼いんだかわからない私たち小学生(笑)
でも、そんなことを言われても誰も怒ったりする子はいなくて、休み時間の度にキャーキャー盛り上がっていました。

 

 

大人になった今もテリィ派アルバート派、関係なくそんな風にワイワイ語れたら、なんて思います。同じキャンディキャンディファンの同志としてお互いの存在を大切に思いながら。作品や先生方へのリスペクトと同じようにファン同志へもリスペクトしながら。

 

 

 

そして。

 

もちろん?私の思う「あの人」はテリィ💕

 

永遠のジュリエットは、テリィエンドで妄想しています。

 

でも。それは、テリィにはキャンディしかいないから、という気持ちが強いからかもしれません。アルバートさんは、キャンディでなくても愛する人にめぐり会えそうだから。

 

 

 

テリィについては、キャンディに対して言って欲しかったセリフやシチュエーションなどがたくさんあって私の妄想は尽きません。それは、何パターンもの永遠のジュリエットが浮かぶほど🤣

 

一途で清純なテリィ。

 

酸いも甘いも噛み分けたダークな?大人のテリィ。

 

実は、天然のテリィ。

 

妄想は尽きません。でもテリィの設定については私の中で「これで💕」という妄想がひとつ揺るぎなくあります。

 

 

 

アルバートさんについては。
本当に素敵な男性ですが、アルバートさんの設定にはかなり悩みました。
特に悩んだのは、アルバートさんを「キャンディをそっと見守る養父」として描くか、「キャンディに愛を抱いている男性」として描くか、です。

 

実は。

 

私はアルバートさんには、ずっと「キャンディの養父に徹して欲しい、良き理解者でいて欲しい、キャンディの無私な味方でいて欲しい」という勝手な?願望がありました。

 

それはキャンディへ異性としての愛を抱く男性ではなく、心の美しい孤児の少女を人として救ってあげたいと思うアードレー家の大総長でいて欲しいという願望です。

 

でも、ファイナルストーリーのキャンディとの心の通じあった書簡や漫画を再度見直すと「これは男性としての愛でしょ」と感じるところがたくさんあります。

 

 

 

とか。

 

 

 

どう見ても、ラブラブ💕です🤣

 

それに。
もし、キャンディ以外の女性を愛していたなら、あの生活(シカゴで記憶が戻った後もキャンディとの暮らしを手放せなかったり)はなかったと思うんです。アルバートさんの心の中にいるのは、キャンディだけな気がします。

 

 

 

そこで。

 

私は、アルバートさんは「ひとりの男性としてキャンディに愛を抱いていた」と設定することにいたしました。

 

「花より男子」「天は赤い河のほとり」「はいからさんが通る」など主人公が数人のイケメンから愛されるのは、私の大好きなパターンです。

 

漫画でも小説でも韓流ドラマでも。

 

素敵なライバルがいてこそ、ストーリーはキラキラ輝きますよね。だからです💕

 

そして。

 

アルバートさんにずっと女性の影がないのは、キャンディを養女にした時から、「永遠に自分の妻、キャンディ以外の家族を持たず、キャンディの養父として一生独身で生きていくと誓っていた」

 

「記憶を失ったアルバートさんは、キャンディと支えあって暮らすマグノリア荘での生活の中で、彼女への愛(養女に対する愛ではなく、ひとりの女性への愛)を育み、記憶が戻ってからも、理性でそれを封じ込めていた」
と妄想いたしました。

 

間違っても(笑) アルバートさんは、
養女にした時からキャンディを「女性として見ていた」とか「テリィを好きだというキャンディの話を聞きながら、失恋決定💧」と心の中で思っていた、なんてことはありません。🤣

 

あくまでも、記憶を失ったアルバートさんが、不安の中でキャンディの自然な温かさや優しさに触れ、彼女を人として信頼し、距離を縮めていった、と感じます。
 
アードレー家大総長は、直系のウィリアムじゃないとダメなんでしょ?だったら、アルバートさんが一生独身と誓ってキャンディを養女にしたのはおかしいわ、次の大総長はどうするの?なんておっしゃらないでくださいね🤣

 

あくまでも、テリィが好き過ぎる私の妄想ですから💦
読んでくださる方々のキャンディキャンディへのイメージが大きく崩れたり、不快な思いをされませんようにと祈りながら書き進めております。

 

そして。

 

今日は、もうひとつの私の楽しみである妄想ポイントについてお話させていただきます💕

 

それは、テリィの実家やロックスタウン、レイクウッドやポニーの家のある場所を想像すること。

 

キャンディキャンディは、連載当初は、詳しい設定を詰めておらず、第一次大戦あたりから、はっきりと設定しはじめたそうなので、登場人物の年齢設定や聖ポール学院の設定など、矛盾が生じていたりします。

 

また、ファイナル・ストーリーと漫画の設定のズレなどもあり、逆にそれが「自由に妄想していいのね💕」と思わせてくれます。

 

そこで。
妄想を広げるため、わかっていることと、わかっていないことを分けるため、最近、実家に置いてあった「なかよし」を自宅に持ち帰り、読み直しています。その他の資料になるものも。

 

小学生の私が、お気に入りの刊を段ボールに入れて保管していたものです💕連載スタートと最終回の刊、スコットランドのテリィのおでこキスの刊、ロックスタウンの刊、バックハグの別れの刊は、大切に入れていました。偉いぞ、私🤣

 

そして。

 

これ以外にも、資料として、「永遠のジュリエット」の設定に主軸として使わせていただいている「あるブログ」があります。

 

実は、そのブログ主さまにみなさまへご紹介する許可を取ろうと連絡を入れさせていただいたのですが、「今は更新もしておらず、閉じるタイミングもないままにしているので、個人での楽しみにだけ、お使いください」との返信をいただきました。

 

ですので、ここでご紹介できないのが、残念です。

 

それは、ファイナル・ストーリーが発行された後に書かれたブログで、色々なことが調べられ、研究されています。

 

時代や背景などが詳しく丁寧に調査されていて、本当に素晴らしい内容です。

 

ですから、私は、キャラクターの年齢設定や、それぞれの場所など、そのブログを参考に想定させていただいています。

 

私が「ポニーの家」の場所をミシガン湖の50マイル南、インディアナ州と設定させていただいたのも、そちらを参考にしてです。

 

例えば。

 

ロックスタウンや、レイクウッド、ポニーの家などの場所は、諸説ありますが、少しだけ、ブログ主さまのご迷惑にならない程度にご紹介させていただきますね。

 

下記の地図は、そのブログ主さまが、それぞれのデータから割り出し、地図を作成されたものです。素晴らしいですよね💕

 

説① 「なかよしまんが新聞」1976年10月号付録より
      *お借りした画像です

 

 
説② キャンディキャンディ マンガCD-ROM倶楽部から
     *お借りした画像です
 
 
 
説③ キャンディキャンディBOX  (ファンブック)から
     *お借りした画像です
(キャンディキャンディBOX)

 

 

私は今回、説①を主軸に妄想させていただきました。

 

レイクウッドはミシガン州に、ポニーの家は、ミシガン湖の南、インディアナ州に、ロックスタウンは、NYを出奔したテリィが、本人も気づかない心の奥でキャンディを求めていたと考え、ポニーの家の方面を想定いたしました。

 

いかがでしょう?💕
地図にするとまたぐんとキャンディキャンディの世界がリアルに感じられて嬉しいですよね💕作ってくださったブログ主さまに感謝です。

 

こうやって、ひとつひとつ、キャンディキャンディの世界を大切に深く書いていらっしゃる先人?の方々のブログも水木先生のキャンディキャンディと同じくらい大切な「レガシー💕」だと私は感じています。

 

長くなってしまいました💦
最後まで読んでくださってありがとうございます💕

 

次は、少しキャンディの心境?を書いたら、テリィ編に戻ろうと思っています。

 

スザナとの婚約を知った父親のグランチェスター公からテリィに連絡が入る予定です。

 

こんな妄想ストーリーもありかな💕と思ってお許しいただけたら嬉しいです。   ジゼル

 

 
 
   次のお話は
    ↓
永遠のジュリエットvol.22〈キャンディキャンディ二次小説〉 「ねぇ、キャンディ、ものすごく顔が赤いわ。なんで、そんなに真っ赤になるの?」 アニーが長い睫に縁取られた美...
    *お借りした画像です。

 

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ABOUT ME
ジゼル
「永遠のジュリエット」は、あのロックスタウンから物語がはじまります。あの時運命が引き裂いたキャンディとテリィ。少女の頃、叶うなら読みたかった物語の続きを、登場人物の心に寄り添い、妄想の翼を広げて紡ぎたいと思っています。皆様へ感謝をこめて♡ ジゼル

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